8月21日(火)

 今日も朝から病院通い。といっても娘たちの健康診断である。そのあい間に私は、Credit Unionと
いうところで口座を開く。これも自動車保険のためである。知ってたらさっさと開いたのになあ。ここに
口座があるとないとでは保険のレートが違うんだそうである。その後、YpsilantiのSecretary of State
(State of Secretaryじゃないですね、はずかし、まあどっちにしてもSOSだ)でtemporary licenceを
発行してもらう。筆記試験を受けたら10問不正解。結構トリッキーな設問があり、あらかたひっかかっ
たのではないだろうか。
 ちなみに家内はこれが受けられなかった。これを受けるためには写真のついたIDが3ついるのだが、
1つ足りないのである。パスポートとヴィザで2つ。あとは私の場合はUMカードというミシガン大学発行
IDになるが、家内にはない。まあWashtenaw Community Collegeにうまいこと入れば、ここからIDが
でるだろう。
 それからAAAに行き、昨日親切に相談に乗ってくれたWayne Reithel氏に会ってCredit Unionの口
座番号とtemporary licenceを見せる。これで保険の手続きは一段落。次は正式にミシガンの免許
を取って、その番号を伝えに来なければいけない。
 そこから昨日車を買ったToyotaのDealerへ車を拾いに行くが、一通りの説明の後、昨日切った小
切手じゃだめだからもう1回銀行に行ってくれと言われる。ということでTCFで正式のチェックとかいう
ヤツを発行してもらい、それからまたディーラーにもどって領収書をもらって完了。
 まだ電話が残っている。ケーブルTVと一緒にcomcastに頼んでしまうか?
 

8月20日(月)

 発症5日目になって右だけでなく左も膨らんでバランスが取れてきました。熱が出るわけではなく、
食事のときに痛いだけ。痛み止めのTylenolを飲んで治るのを待つだけなのですが、今日は朝から
息子を病院に連れていって健康診断。その後、車を購入。カローラよりもひとまわり小さい、エコー
になりました。保険に入ろうとディーラーで紹介されたAAAの人に会うと、この方が大変親切に対応
してくださいました。International Licenceでの加入は高いから、temporay licenceを
Secretary of Stateでとってこい、そうしたらこれだけ安くなると丁寧に示してくれたのです。結局
Ann ArborのSOSが国際運転免許をacceptしてくれなかったせいで、今日車を持って帰ることはで
きませんでしたが(AAAの人がそんなことはオカシイから、よそのSecretary of Stateにいくようにと
いわれました)。
 ということで明日の仕事は娘たちを病院の健康診断に連れていった後、YpsilantiのSOSに行って
ミシガン州のtemporay licenceを発行してもらい、さらにBriarwoodのCredit Unionに加入した後に
AAA行きということになりました。
 原稿かかなきゃなあ。
 

8月17日(金)

 体調はいまいち。しかし今日は机をM氏邸から運び込むという大仕事がある。というわけで、
それまでは充電。夕食後M氏と机を分解して運び、組み立てなおす。これで少しは勉強部屋
らしくなる。
 

8月16日(木)

 午後9時に寝て起きるのが何時かというと、最近の私は午前4時から5時くらいに目が1度さめてし
まう。本日はなんと午前3時半。Mブランドのコーヒー・メイカーでコーヒーを入れ、家計簿をつけ始め
る。渡米してから家計管理は私の仕事になってしまった感がある。別に相談してそうなったのでは
なく、銀行口座などの関係があるので自然とそうなってしまった。家賃、保険、光熱費、食費、ISR
のショバ代に雑費と予算を立てていくと、頭がクラクラしてくる。「日本にいたときは食費以上に飲
んでいた」と家内に言われていた酒も、ここのところはめったに飲まない。酒を買うのは家内で、そ
のおこぼれをたまに一杯くらいもらうだけ。
 で、家計簿をつけているうちに不安になったので、前職の大蔵大臣を6時半に起こして、予算会
議。善後策を検討する。
 朝食後は4641 WashtenawにあるMichConというガス会社とDetroit Edisonへ車で行く。利用者
登録のためである。電話でも可能なのだが、やはりどうも電話はまだ苦手。人が出ないことも多い
し。数十分待った後に名前が呼ばれる。「マシャヒロー」と。ガスのほうは何事もなかったが、電力
の方は、以前に同じ名前(といっても字はどうだか知らないが)の方がいらしたようで、「これはおま
えじゃないのか?」と聞かれる。名前で区別できないためパスポート番号を確認する係員。「ふむ、
確かに違う番号だ」と納得してくれたので、「この名前は日本じゃポピュラーなのさ」と吹いておく。
 それからまっすぐ大学に行ったのだが、アンポンタンなことに必要な資料を家においていたため、
午後1時過ぎに帰宅。大学でメールをチェックしていてショックだったのは、CarsDirect.comからの
連絡。カローラがないので約束はキャンセルだそうな。だったらwebに載せないでくれ。こりゃ週末
はディーラーめぐりだな。
 昼食を食べてから再び大学へ出撃。しかし今日はひどい雨。Ann Arborに来てこんなひどい天気
は初めて。空気も肌寒い。完全に夏の終わりか。
 図書館で資料漁り。コピー用紙のサイズが日本と違うので、レターサイズ以外のものはなかなか
うまくコピーが取れない。最初は現金でコピーしたのだが、カードを買ったほうが安いことに途中か
ら気づき(1枚で3セント違う)、カード購入。10ドル程度を使った。
 夕食はMichigan UnionのSubwayでハンバーガーを初めて食べる。日本と違って出されるものを食
べるのではなく、パン、中に挟むもの、かけるソースから全てこちらで注文する。初めてのことなので
指示しておきながら自分でどんなものを食べることになるのかわかっていない。食べてみるとSouth
Westと名づけられた辛目のソースが聞いてまあまあ。
 座席の周りにはパソコンがたくさん置いてあって、学生が自由に触れる。こんな大学は日本にはな
いだろうなあ。スケールにただただ圧倒されるのみである。
 午後7時くらいにISRに寄ってノートパソコンをピックアップ。8時過ぎに帰宅すると、昼食時からおぼ
えていた右顎あたりの違和感が拡大してきた。どうも息子におたふく風邪を移されたらしい。腫れて
きたということはもう終わりが近いということだと妻が笑いながら言う。
 確かにここの所、時々軽い頭痛があったり、瞼が痛くなったりしていた。あれはおたふく風邪ゆえの
症状だったのか。日本の幼稚園から息子が運んできたおたふく風邪の病原菌は、私経由でミシガン
にも普及してしまうのだろうか?
 ということでこの日も9時に就寝。
 

8月15日(水)

 日本にいればお盆だが、生活のセットアップでばたばたの我々には無関係。朝からISRへ行く。
Jeanetteが来てくれて、PC接続の続き。なんとか完了する。快適である。このページも実はISR
からアップしている。しかし、つないだあとのシャットダウンがうまくいかない。途中でフリーズして
しまう。こういうときの非常手段として、電池をPCから抜くというのがあるが、あまりやりたくはな
い。やりたくはないが、やらないとしかたないと判断。まだなにかおかしい。
 午前中は研究室で過ごし、午後はFederal Building内のSocial Security Officeに行く。カード
到着前にSSNを知るためである。今回はデジカメは預かられず、携帯電話が預かられた。その
後、帰宅。今日は子供たちをプールに連れて行くのと、その後おもちゃを買いに行く約束がある。
その前にM氏が訪問。ここのところ毎日来てはいろいろなものを置いていってくれるので、我が
家はすっかり「Mブランド」のヘヴィ・ユーザと化した感がある。
 プールは以前行ったMackではなく、今度はBuhr Parkという所の野外プールである。しかし、日
が当たらないと寒い。そしてもうかなり陽射しは弱まってきている。末っ子が寒がる。しかし泳ぎた
がる。唇が紫になりがたがた震え出したところであがり、体を温める。Ann Arborの夏はもう終わ
りのようだ。これで子供たちをプールに連れ出すのも今年は最後になりそう。ここは冬はスケート
もできるようなので、それも子供たちの楽しみになるだろう。
 プール終了後はまたまた買い物。TargetとMeiyerで。家が決まったらおもちゃを買ってやると、
子供たちに言っていたのを妻の政治力(?)で今日まで引っ張っていた。以前来たときにそれぞれ
お目当てを持っていたようだったが、次女が目をつけていたものが見つからず泣き出す。あわてて
探す我々。結局数十分探してやっとみつかり事無きを得た。ここで見つかっていないと、「あるとき
に買わないとおもちゃもなくなる」などと子供に言われかねないので。
 夕食後、久しぶりに1人で入浴。M氏が持ってきてくれたミシガン州の運転免許についての教則
パンフレットを読み出すが、私の中のバッテリーがダウン。瞼のシャッターもしまってしまい、午後
9時に家族の誰よりも早く寝室へ。
 

8月14日(火)

  朝、6時ごろに目がさめたので、散歩がてらBurns Parkまであるく。今日の午後、みんなで学
校に行くので、道を確認する目的もある。このあたりは本当に緑が豊かで、可愛いりすとしょっ
ちゅう出くわす。しかしこのりすにかまれると鼠に噛まれるのと同様、発熱したりするらしい。
 帰宅後朝食を取り、一週間ぶりにISRへ。まったく750ドルが泣くぜ。新居からISRまでは歩い
て約20分。バックパックにノートPCを背負って歩く。Ann Arborの町並みは歩いていて楽しい。
空気もさわやかで涼しい。歩かないことのほうが損失に思えるほどだ。率直に言ってこの点、
現在の勤務先周囲の環境には大いに不満がある。細い道を自転車や車、バスに後ろをどやし
つけられながら、しかも汚い空気を吸いながら歩かなければならないからだ。
 Ann Arborで自転車に乗っている人たちは、歩行者をよけさせるために後ろからベルを鳴らし
たりしない(私の育った札幌でもそんな経験はなかった)。しかし、先月まで住んでいた西宮で
はそんなことはばんたびで正直辟易していた。
 ここの人たちは自転車に乗っていても車に乗っていても歩行者を優先する。関西では車優先
という感じであった。そんなところの運転になれてしまったので、こちらでも思わずそのように運
転してしまい、「しまった」と感じることしばしばである。
 こちらの人々はなにに乗っていようと歩いていようと周囲を尊重する。人の間を通るときには
必ず「Excuse me」と一声かけるし、うしろからくる自転車に道をよけてあげたら、自転車に乗っ
ている人から「Excuse me」と言われる。車同士だって道を譲り合う。2年間、こういう環境で子
供を育てられることは幸運だと思うと同時に、最近まで自分が住んでいた環境を思うと帰るの
がいやになる。
 研究室についてから2階にあるコンピュータ管理者たちのオフィスに行き、PCを持ちこむ。こ
のマシンを学内LANで使いたいんだけど、というわけである。ISRのオフィスにはGatewayのデ
スクトップPCがあるのだが、日本語入力ができないのでなにかと不自由なのである。おまけ
にちと古いため、遅いしハードディスクの音もうるさい。
 対応してくれたのはJeanettという白人女性(20代前半に見える)。いろいろやってみたが、
mailerをoutlookにしようとしたら、うまくいかない。結局、私のMS-office2000のCDがいる模
様ということで明日に持ち越す。
 研究室に戻り、図書情報を検索したり、本を読む。Comparative PoliticsComparative
Political Studiesがうまくオンラインでアクセスできない。図書館に直接行くほかなし。
 
 午後は昼食を取りに帰宅してから、Burns Park Elementary Schoolへ。ここで我々夫婦に
とってショックだったのは、長女がElementary Schoolではなくmiddle schoolに通うべき年齢
となっていたことであった。つまりアメリカの学校における年齢のところを日本にいる間、ろく
に確認していなかったということである。てっきり3人とも同じBurns Parkへ行くと思っていた
のだから、われながら、、、である。
  で、あわてて長女が行く予定のTappan Middle Schoolに入学手続きなどのことを聞きに行く。
スクールカウンセラーがいるときにapplicationを持ってくるようにと言われる。ここまで歩いて
通うのは結構かかりそう。大人の足でも20分では着かないだろう。バスかなんかで通うのか
と調べてみたら、徒歩圏内。鍛えてくれますねえ。
  その後、家内を連れてEast Ann Arbor Health Centerへ。先日ERへ行った後のフォローア
ップである。結局、アレルギーと推定されるが原因不明。診察前に保険のことなどでバタバタ
するも、結局請求額はなし。ミシガン大学の保険でカバーされているようだ。この病院はミシガ
ン大学関連の施設であるが、日本人の先生や看護婦さんがいらっしゃる上に、受付の方にも
日本語のできる方(日本人だと思うが)がいらっしゃるので、ミシガン大学にいる日本人家族は
かなりお世話になっているだろう。我が家も子供たちの予防接種のこともあるので、ここにホー
ムドクターをお願いする方針である。

 診療終了後は最初の宿泊先であるHoliday Inn North Campusの近くにあるモールの中の
Buschというフードマーケットで買い物。駐車場に木陰がありそこに車を停めていたが、買い物
を終えた子供たちが、木の実に気づく。妻が取ってみると姫りんごだという。帰宅後試食してみ
たが渋い。
 
 

8月13日(月)

 この日は早朝、我々の新居にベッドが届くはずなので、5時半には起床。食事を済ませ、車に
荷物を積めこみ移動。しかし午前を過ぎてもベッドが来ない。ベッドを買った店に行ってみると、
「おまえの携帯に確認の意味で電話したが出なかったろ。メッセージ聞いたか?」とのこと。実
はこの時点では私は携帯の扱い方に習熟しておらず、留守電の聞き方がわからなかったし、
しかも着信音をならない設定にしてしまっていたのだった。ということで晩までにもってきてねと
頼む。
 M氏が来てくれて、いろいろなものを持ってくる。大部分をありがたく頂戴する。また多くの情
報も提供してくれる。自分が誰かを迎えることになったときに同じようにできるであろうかと思う
といささか心もとない。
 荷物の整理中にcarsdirectから電話。「マジで車買う気あんの?」という再確認。今から探し
て見つかったら連絡するとのこと。
 子供を入れようと思っているBurns Park Elementary Schoolに早朝電話して、入学申し込み
手続きはいつからか確認。明日の午後からという回答を引き出す。
 

8月12日(日)

 日曜日は休日であるが、こちとらには何の関係もない。それでもテレビをつけると、賛美歌と
牧師様のお話が聞こえる。私の雇用先でありかつ留学資金を出してくれている学校法人関西
学院サマにはまことに申し訳ないのだが、私は自身の信仰の対象としてのキリスト教にはほ
とんど関心がない。なぜかともし問われたら、「神様のことは大好きなのでたくさんいたほうが
いい」と一神教にとってはほとんど冒涜的な回答をしてしまうだろう。神の領域は人間には不
可知であり、その存在自体も不可知。ただ不可知なものに対してとるべき態度は無視ではな
く恭謙であるべきだろうとは考えている。
 一方、近代の母体としてのキリスト教には興味があるので、この留学の機会に少しでもキリ
スト教については勉強しておきたいと思っている。それによって雇用先への義理を幾分なりと
も果たせればと思う。
 クリスチャンの神聖なる休日に、小生は午前中M氏のアパートメントから、さまざまな生活用
品を運び込んだ。M氏の多大なるご協力なしには何事もなしえなかったであろう。ただただ感
謝である。
 結局、M氏と我が家族が昼食にありついたのは午後2時過ぎ。隣町のYpsilanti(といっても
Ann Arborにかなり接近している)の中華料理屋で会食。K先生が以前、Ypsilantiにおいしい
中華料理屋があるといわれていたのはここだろうか。安くてなかなかおいしい店であった。
 昼食後、M氏宅から持ってくるのを忘れたものがいくつかあり、これを取りに行く。しかるのち
に一旦滞在先のモーテルに引き上げ、荷造り作業。ショートステイのつもりでいても結局11日
もお世話になってしまったか。
 
 

8月11日(土)

 朝から電話でばたばた。まず明日の早朝に軽トラックを借りるための電話を引越し業者に
入れる。予約を入れたつもりが晩に確認したら予約は入っていないといわれてショック。そう
いやキャッシュカードの番号とか聞いてこなかった。電話は英語に自信がない身にはつらい
ものがある。
 それからEducation Boardでもらった紙を頼りに、Marshall Becker Memorial Clinicにいっ
て子供に予防接種を受けさせようとあくせく。具体的な場所がわからないので電話して聞こ
うとしたのだが、該当する番号にかけても誰も出ない。ミシガン大学関係のクリニックなので
大学病院に問い合わせると、大学病院のTaubman Health Centerだという(さっさとwebで
検索すべきだった)。実際に行ってみると、該当する場所には誰もいない。Informationで確
認すると、「確かにあなたのいうとおり、今日クリニックをやるはずの日だが、そこは閉まって
いて誰もいないし、そのプログラムのadministratorとも連絡がつかないとのこと。いきなりの
bad luckである。予防接種については、実はWest Ann Arbor Health Centerにもアポを入れ
てあるのだが、来週の木曜日になってしまうので、一刻も早くと考えたのだが甘かったよう。
 そこからFutonを求めてダウンタウンへ。Futonというのはソファーベッドのようなものである。
West LibertyにあるDragon Layerという店で、金属のフレームとマットレス、ベッドカバーを購
入。寝具って高いですねえ。ここではdeliveryを頼むと35ドルもぼられた。軽トラック借りて買
った方が安いとはね。
 それから食材を買いにMeiyarへ。近くにTargetという量販店があるはずなのだが見つからな
いので、一旦モーテルに戻って食事。それから電話帳で場所を確認して出直す。しかし、地図
と実際の道がうまくマッチしていなかったために、一度迷う。結局、地図ではなく道路標識に沿
ってある道を行くとそれはあった。ここで寝具や食器などの日用品を買いこむ。カート4台分買っ
たが、全体の値段はDragon Layerとかわらない。
 ここで購入した日用品をそのまま新居に持ち込む。木曜日の段階で家主からカギと、荷物を
持ちこむ許しをもらってある。収納スペースがたくさんあるので、一切合切がはいってしまう。
 前述のように夕食前に引越し業者にreconfirmしたら予約はないといわれる。今から予約で
きるかと聞いたら、用意できる軽トラックはないとの返事。
 軽トラックはM氏のお宅から物を運ぶためのものだが、これが調達できないとなるとちと困る
ので早速M氏に連絡。運べるものだけ運んでしまうことで合意。幸いM氏のお宅と私の新居は
近いので、よほど大きいもの以外はなんとかなる。
 

Back to previous page

Back to Index page