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1月6日(月) Y氏の1日
 
 今日から子供達も学校で,日常生活に戻る.7時に起きて,家族を起こし,長女を
車で学校に送る.昨夜は雪が降ったようで,車の屋根にかなり積もっていた.長女を
学校に送った後,あとの子供達と朝食.今日は少し起床が遅かったようで,歩いて5
分ちょっとのElementary Schoolまで車で送って欲しいと次女.私もオフィスに行く支
度をして長女以外の全員で家を出る.
 オフィスまでは歩ける距離だが,天気が良くない時は家内に車で送り迎えをしても
らっている.今朝は空は青いが,風がややあった.
 オフィスについてからいつものようにPCをネットワークに接続して仕事が始まる.
メールのチェックから仕事をはじめるのが習慣になっているが,これも良し悪しで
メールに朝の頭のクリアな時間をずいぶんと取られてしまうし,つい優先順位は低
いが簡単な用件から先に片付けて,今日やろうと思っていたことが後回しになりが
ち.
 昨年末の蒲島セミナーのoutputを論文にするために,参加者にメールで連絡.
もっとも草稿を自宅においてきてしまったので,あまり内容的に深いメールは書けず.
一方で,今月上旬〆切の原稿のドラフトをプリントアウトする.プリントアウトするたび
に修正点が見つかる.ギリギリまで手元においてチェックしなければならない.また
ワープロに向かってちょこちょこと修正.
 さらに今日やっておきたかったのはSTATAのヴァージョン・アップ.まだまだ使いこ
み方が足りなくて十分に手になじんでいるとは言えないが,使い応えもありかつ使っ
ていて楽しいソフト.特にlogit analysisなどはこれでやることを覚えたら,申し訳ない
がもう○○○○(何が入るかはおわかりですね)は使う気になれない.www.stata.com
にアクセスし手続きを済ませる.
 web browsingのついでにニュースをチェック,さらにSurvey Research Centerの
Summer Seminarのweb siteにアクセス.今年の具体的な講義内容についての情報
はまだだった.
 そうこうしているうちにすぐランチタイム.今日は弁当持参.といっても自家製パンに
ジャムを塗ったものと,カットしたフルーツにハンバーグが1コ.6階にあるカフェで暖
かいコーヒーを買って研究室に戻り,パンをぱくつきながらディスプレイに向かう.
 ちょこちょことメールを数通書き,ちょっと休憩.研究室のドアの脇には本棚があり,
そこには無造作に本が横積みされている.本棚の上には「free↓」の張り紙.そこで
今日はちょっと拾い物をした.1冊はWonnacott & WonnacottのIntroductory Statistics
 (5th edition, John Wiley & Sons, 1990).統計学の入門書だが,いきなり出てくる例
が,アメリカ大統領選挙における世論調査の話で政治学者にはなじみやすい.文章
も平明.こりゃあいいや,帰国してから教える計量政治学のネタ本にさせてもらおうと
早速いただき.amazon.comで値段を確認したら,なかなか立派なお値段でした.
 もう1冊はJohn F. Bibby, Politics, Parties, and Elections in America (4th edition,
Wadsworth/Thompson Learning, 2000).アメリカの政党政治,政党システム,政党組
織,選挙過程などが網羅されたテキスト.これもなかなか面白そう.
 しかし,アメリカの教科書は政治学にしても統計学にしてもいいものが多い.なぜこ
ういうものが日本でできないのだろう.自分がこれまで書いた教科書と称されるもの
を省みると冷汗が出る.今も将来の冷汗のもとをせっせと脂汗を流しながら書いて
いるのだが.お金を出して買って読んでくれる人のためにもっともっと頑張らねば.
 ということでまた少しばかりの脂汗を流し,今後のことをつらつらと考え,ちょっと
したメモやらメールやらを書いていると外はもう暗い.時計を見ると午後6時過ぎ.
大した仕事もしちゃいないのに時の経つのだけは早い.
 天気はさほど悪くなさそうなので,歩いて帰ることにする.上記2冊の本を放り込
んだバックパックを背負い,愛機TP1400を片手にぶら下げ,Michigan Unionまで歩
き,そういやキャッシュがないんだったと貯金を引き出す.夜中のこのあたりはちょ
っと物騒で,人気のない暗い所なんぞ行ってはいけない.エレベータの張り紙に強
盗の被害が載っていることもしばしば.
 帰りの道はSouth State St..ここは明るくて人や車の交通量が多いので,夜でも
怖い思いをせずに歩ける.寒さで少し頬が痛いが,それでも歩いているうちに
身体は温かくなる.少し汗ばんだあたりで自宅のあるGranger Ave.についたのが7
時頃.
 夕食を取り,長女の学校のprojectのために画像をプリントアウトしてやり,帰って
きてしまったカードのあて先の方々に,失礼ながら電子メールで遅まきながらの新
年の御挨拶を送ろうとしているところに,息子が「ダイヤモンドゲームをしよう」と寄
ってくる.非常に忙しいときなら無碍に断るが今日はさほどでもない.親の威厳を
と子供の自信を天秤にかけながら勝敗を繰り返し,適当なところで一緒に入浴.
しかし冬の入浴はやはり日本式の風呂が恋しい.帰国したら絶対に温泉に行こう.
 今夜は家内が息子を寝かしつける役を引き受けたため,明日の朝食べるコメを
研ぐのは私の仕事になった.このあと,好きな本を読んだり,このような駄文を書
いたり,酒を飲んだりして私の1日は終わる.今はアタリマエのこんな1日が,帰国
したらとても貴重でのどかなものに思えるのかもしれない.主観的にはどこにいて
も〆切ばかり気にしている日々なのだが.

(B.G.M. "Morning Man" by Rupert Holmes)

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