9月14日(土)

 土曜日はたいてい,子供を日本語補習校に送り,そのまま近くの公立図書館West Bloomfield
District Libraryに行くことが多い.この図書館はそなえつけのPC(当然インターネットにつなげる)
の台数が多いだけでなく,さらに自分のノートPCを持ちこんでネットに接続することが,いずれも
無料で可能である.この更新もこの図書館から行っている.
 この地域が財政的に裕福であるということは間違いないにしても,今,日本の図書館でこのよ
うなことの可能な図書館は果たしてどれほどあるだろうか.こういうインフラの違いにあちこちで
遭遇するたびに,国力の違いというものを思い知らされる.もちろん,アメリカの公立図書館全
てがこうではないし(現にAnn Arbor District Librayは違う),おそらく底辺は日本より深いのであ
ろうが.
 いずれにしても私がいったことのあるアメリカのDistrict Libraryは,単に本がおいてあるだけで
なく,地域の情報センターとしての役割を担っている.Ann Arbor District Libraryではパソコン利
用の講習もやっている(Ms-Word, Excelなどの使用法も教えているし,就職情報や資格取得に
ついての情報,進学情報もある).地域社会における図書館のプレゼンスを日本と比べたとき,
正直言ってかなわないなあと思わざるを得ないのだが,これが追いつく日は日本に来るのでしょ
うかね? 

(B.G.M. "September Valentine" by Yukio Sasaki)

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